卵斑

顔面に見られる細かい色素斑は「雀卵斑(じゃくらんはん)」といい、そばかすとも呼ばれています。いわゆるしみの中では、遺伝性が強く関係しているものとしても知られています。ここではこの雀卵斑について解説します。

シミ

しみの種類:雀卵斑

目次

雀卵斑とはどんなもので、できやすいのはどんな人?


雀卵斑は、大体直径0.5センチメートルくらいまでの小さな色素斑で、顔の中心寄りにあらわれるものです。形は不整形でパラパラとあらわれることが多く、特に出やすいのは鼻を中心とした鼻梁から頬にかけての部分、あるいはまぶたなど、紫外線が当たりやすいところが多いと考えられています。 雀卵斑ができやすい人は、色白が多く、家族内での遺伝性も認められています。生まれつきのものではなく、3歳くらいからだんだんはっきりしてきて、ティーンエージャーになるころにはかなり目立ってくることが多いようです。 また、紫外線量の特に多い春・夏は、それ以外の季節に比べて、より目立つ傾向があります。

雀卵斑の診断や治療はどのように行われますか?

雀卵斑は、診断のために特別な検査は必要としない場合がほとんどです。子どものころからある、遺伝性の強い雀卵斑であれば、大人になると自然に目立たなくなったり、消えていったりすることも多いので、経過観察をすることが多いようです。 もちろん悪性ではありませんから、そのまま放置しても問題はありません。気になる場合はメークアップなどでカバーするケースが多いでしょう。 もし、雀卵斑に対して積極的な治療を行いたいという場合は

  • ・ビタミンC誘導体の外用薬や内服
  • ・ビタミンEの内服
  • ・美白効果のあるスキンケア用品の使用

などが考えられます。最近では、ハイドロキノンなど、美白効果を期待できることで知られている成分を配合したスキンケア製品も、どんどん出てきています。

より確実な改善と即効性を求めるなら、レーザー治療という選択肢もあります。また、近年人気を集めているケミカルピーリングも、雀卵斑の改善に対して効果が期待できます。

雀卵斑を予防するにはどうしたらいいですか?

より確実な改善と即効性を求めるなら、レーザー治療という選択肢もあります。また、近年人気を集めているケミカルピーリングも、雀卵斑の改善に対して効果が期待できます。

1.紫外線を避ける

遺伝的に雀卵斑ができやすい方でも、日常生活で太陽の光に肌を直接さらさないようにすることで、雀卵斑の発生を最小限に抑えることができます。生活に合った日焼け止めを使い、こまめに塗りなおすようにしましょう。またサングラスや帽子、日差しの強い時は長袖の衣類を羽織るなどして、物理的に太陽に当たるのを避ける工夫をしましょう。

2.ビタミンCの摂取

ビタミンCは食べ物から摂取することも大切です。イチゴやレモン、ジャガイモなど、ビタミンCを多く含む食品を十分普段の食生活に取り入れることは、雀卵斑をできるだけ増やさないために、またできている雀卵斑をこれ以上濃くしないために、効果が期待できます。

まとめ

まとめ

雀卵斑は、老人性色素斑や肝斑などと異なり、場合によってはその人のトレードマーク、あるいはチャームポイントにもなりうる場合も多いもの。ハリウッド映画などでも、子役はそばかすが一つのチャームポイントになっている場合も多いですよね。子どものころから雀卵斑がある、という方は、気にしすぎることなく、目鼻立ちと同様、ご自身の顔の一部として、特徴として付き合っていくことも一つの方法かもしれません。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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