上口唇(鼻の下)の肝斑

肝斑は近年になって、ずいぶん注目を浴びるようになったように思います。
テレビコマーシャルなどを通じて、肝斑の存在がクローズアップされるようになって、急に顔のシミが肝斑ではないかと疑うようになった方もいらっしゃると思います。

肝斑

鼻の下に黒ずみが…これは「肝斑」ですか?

目次

肝斑ができやすい部位とは

肝斑のでき方の特徴として、顔に左右対称にできる、というものがあります。
例えば、代表的なものとして両頬の高い部分に見られる肝斑。それから、額やあごにも肝斑ができることがあります。どの部位にできても、基本的に左右対称に見えるうえ、面積も比較的大きいため、目立ちますし、嫌なものであるには違いないのですが、例えば鼻の下などに肝斑ができると、その部分に影ができ、ひげのように見えるので特に気にされる女性が多いのではないでしょうか。

鼻の下(上口唇)の黒ずみは肝斑?

最近、鼻の下がどうも黒っぽく見えると思われる方、鼻の下の毛を剃刀で処理しているせいで毛が濃くなってしまったのかな、などと考えるケースも多いかもしれませんが、よく見るとそれは肝斑かもしれません。質感が何となく平べったく、のっぺりして見えるのが肝斑。最近、妊娠・出産を経験されたのであれば、そのころから目立つようになってきたということはありませんか?
肝斑は、一般的なシミと同じように紫外線の影響や加齢の影響ももちろんありますが、女性ホルモンの影響も大きいとされるものです。ピルなどの服用や妊娠・出産といった女性ホルモンの大きな変化を伴うイベントに付随するような感じで、気づいたら現れていたということであれば、それは肝斑の可能性が高いといえるかもしれません。

ただ、肝斑であるかどうかは、自分ではなかなか判断できないものです。また、肝斑とほかの種類のシミが重なっていたり、非常に近い部位に混在していたりすることもとてもよくあります。肝斑は、ほかの多くのシミと治療法が異なりますから、自己流のケアで却って濃くしてしまうことのないよう十分に気をつけなくてはなりません。

最近の肝斑の治療

肝斑の治療は、以前から行われているトラネキサム酸やビタミンCを内服したり、外用薬で肝斑を薄くするようなものを使うこと、あるいはそれらを併用することで、デリケートで難しい肝斑に対応していく、ということが長い間行われていて、肝斑を治療するのであれば、極力レーザーなど刺激を与えるようなものは避けたほうがが良い、とされてきましたが、比較的最近になって、一回の照射面積の大きな、ピンポイントでの刺激を与えず広い面でレーザーを当てるようなレーザー器具も一般的に出回るようになり、これを用いたレーザートーニングという技術も、比較的即効性のある肝斑に対する治療法としてあちこちの医療機関で受けられるようになってきています。これも一刻も早く肝斑をなんとかしたいと思っている女性にはとても希望の持てるニュースですね。

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まとめ

まとめ

鼻の下の肝斑は、改めてその視点から人の鼻の下を注意して観察してみると、意外とかかっている患者さんが多い症状ではないかと思います。ただ、当然悪性のものではありませんし、メイクなどで上手に隠すことはトレーニング次第で十分可能です。もちろん、鼻の下の肝斑についてもほかの部分にできた肝斑と同様、トラネキサム酸などの内用薬、ハイドロキノンなどの外用薬で治療することもできますし、レーザーを選択することもできます。
ご本人がどのくらいそのシミを気にしているか、経済的にどのくらいのお金をかけられるか、頻回に通院する時間があるかなど、いろいろなファクターを吟味して、自分に合った、効果の高い肝斑ケアを見つけられると良いですね。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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