アスタキサンチンでくすみを解消

お肌にくすみがあると、元気がなさそうに見えたり、年齢より老けて見えてしまったり、良いことはありません。では肌のくすみに対して有効な食べ物というのはあるのでしょうか? 今回は、くすみに対して効果的とされる栄養素である"アスタキサンチン"についてお伝えしていきます。

くすみ

くすみ解消に効果的なアスタキサンチンって何?

目次

アスタキサンチンって何?

アスタキサンチンは、β-カロテンやルテイン、リコピンなどと同じように、カロテノイドという栄養素の一つであり、天然色素の一種です。アスタキサンチンは、天然色素というだけあり、赤い色をしています。
自然界に広く分布していて、甲殻類の殻やそれらを餌とするマダイの体表、またサケ科魚類の赤色部分、イクラやスジコなどの魚卵などに含まれています。
これらの魚類などは、生まれつき赤く、アスタキサンチンを含んでいるというわけではなく、アスタキサンチンを含む藻や微生物を摂取した結果、アスタキサンチンを蓄積するようになります。

アスタキサンチンの持つ抗酸化作用とは?

アスタキサンチンは、とても強い抗酸化作用をもっており、アンチエイジングに効果的とされています。抗酸化作用とは読んで字のごとく、身体の中の活性酸素により、身体が酸化し、さび付いてしまって起こる老化を防ぐ作用です。そのため、肌で起こる老化の一つである”くすみ”に対しても効果的であるといわれています。
肌では、活性酸素の働きによって細胞が損傷され、肌の角質が健康な時のように正常に剥がれて落ちなくなってしまい、古い角質が重なり合った結果、くすんで見えるのです。
アスタキサンチンには、この活性酸素を抑える働きによって、くすみを防ぐ働きがあります。さらに、

  • ・眼精疲労の回復
  • ・体力維持
  • ・脂肪燃焼
  • ・動脈硬化の予防
  • ・アレルギー症状の緩和

など、さまざまな効果があるといわれています。

食べ物からのアスタキサンチンの摂取の仕方

アスタキサンチンの1日の摂取量で、効果的とされているのは、6mg程度です。アスタキサンチンは紅サケの切り身に100mgあたり、約2.5~3.7mgほど含まれています。
このため、サケの切り身であれば2~3切れ、エビなら10匹、また、イクラには100g中、2.5~3.0mg含まれ、200gほど食べなければなりません。
なかなか一つの食べ物から摂取するには、量も多くなってしまい大変です。そのため、様々な食べ物から取り入れるのが望ましいでしょう。

以下は、食べ物に含まれているアスタキサンチンの量の目安です(各100g中)

  • ・桜えび7.0mg
  • ・オキアミ3.0~4.0mg、
  • ・キンメダイ2.0~3.0mg
  • ・ギン鮭2.3mg
  • ・ケガニ1.1mg
  • ・甘海老0.8~1.0mg
  • ・キングサーモン0.9mg
  • ・白鮭0.3~0.8mg
  • ・スジコ0.8mg
  • ・クルマエビ0.60.7mg

まとめ

まとめ

アスタキサンチンは脂溶性の栄養素なので、これらの食べ物をとる時には、油分と一緒に摂取すると、吸収率が高まります。また、赤い部分に多く含まれているため、キンメダイは皮の部分もとるようにするようにしてください。
憂うつな気分となってしまうお肌のくすみ。アスタキサンチンを上手に取り入れて、老化とくすみを防ぎ、お肌も心もいつまでも晴れやかでいたいですね。アスタキサンチンをうまく食べ物から摂取きるといいですね。
また、とりすぎによる過剰症状はあまり報告されていませんが、おなかがゆるくなったりすることもあるため、摂取のし過ぎには気をつけましょう。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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