ストレス

クマがあると、顔の印象がどうしても疲れて見えたり、老けて見えたりしてしまいますよね。なかなか改善しないクマに悩んでいる方は多いと思いますが、中でもクマを引き起こす原因の一つとして「ストレス」が挙げられることをご存知でしょうか。
ストレスが溜まるとどうしてクマができるのか、ここではクマとストレスの関係について説明します。

クマ

ストレスでクマができる!? 因果関係と対策を解説!

目次

ストレスと自律神経の関係

ストレスが溜まると、様々な不調をきたすことが多いですが、これには自律神経が関わっていることがあります。
自律神経は、心臓や血管、消化器など体の様々な働きを調整する神経で

  • ・交感神経…昼間や体を動かしている時などによく働く神経
  • ・副交感神経…夜寝ている時や安静にしている時などによく働く神経

と役割が分かれています。
ストレスが溜まると、この2つの働きのバランスが崩れてしまい、いわゆる自律神経の乱れや不調が起こり、様々な問題や症状が起こります。
その一つが目の下の血行不良とそれによってできるクマです。

ストレスでクマができるメカニズムは?

ストレスがあると、脳はそれに対して体の活動を活発にさせて戦おうと、交感神経を刺激して、アドレナリンやノルアドレナリンを分泌します。そうすると、末梢の血管は反応して収縮します。
縮んで狭くなっている血管には少ししか血液が流れず、血行は悪くなってしまいます。血液には、全身に酸素や栄養を運ぶ大切な役割がありますが、血行が悪くなってしまうと、肌には酸素や栄養が十分行き渡らなくなり、肌荒れが起こりやすくなります。

また、顔色を血色良くみせるのは、還元型ヘモグロビンという、酸素を多くもっていて真っ赤な色をした赤血球がある血液が流れることによります。
血行が悪いと、赤い色をした血が流れなくなってしまい、代わりに二酸化炭素をもった黒っぽい色をした赤血球がある血液が停滞してしまいます。
目の下は、皮膚が薄くて血管が多いため、この停滞した黒っぽい色が皮膚で透けて青っぽく見えるのです。

また、ストレスが多いと睡眠障害が起きたり、免疫力が下がって感染しやすくなったり体の疲れが増したりするため、悪循環によりクマを悪化させます。

あなたのストレス度をチェック!

ストレスは知らず知らずに溜まっていることも多く、以下のような兆候があれば要注意です。

  • ・なかなか眠れなかったりすぐ目が覚めたり、朝に爽快感がない
  • ・だるい感じがする
  • ・以前から、病気になると治りにくい
  • ・職場や学校など人間関係がうまくいかず、落ち込んでいる
  • ・やらなければならない勉強や仕事が、なかなか始められなかったり、集中して続けられない
  • ・緊張しやすく、困ることがある
  • ・イライラすることが多い

これらに当てはまることがあれば、あなたはストレスが溜まっているかもしれません。 以下の方法などでストレス解消を試みてください。

ストレスによるクマの解消法とは?

まず、なによりも自身のストレスの原因を知ること、そしてストレスを発散させることが大切です。

  • ・仕事や勉強、人間関係など、ストレスの原因となっていることを考えない時間を作る
  • ・自分の好きなこと、楽しいと思えることをする時間を作る
  • ・残業や遅くまでの勉強、遊びであっても体に負担をかける夜更かしは避ける
  • ・しっかりと睡眠時間を確保し、休暇もとるようにする

また、適度な運動を行うこともストレスを発散させ、血行をよくするのに役立ちます。
お風呂にゆっくりと入り、マッサージをすることも神経の緊張を緩め、ストレスを緩和させたり、血行を良くすることでクマに効果的といえます。
マッサージをする時は、あまり強い力はこめないようにし、優しく目頭から目尻にかけて何度か指の腹で押すようにして、こめかみまでおさえるようにします。
目元の皮膚は薄く、敏感なため、擦るようなマッサージをすると、皮膚が荒れてしまい、色素沈着やシミを起こしたり、たるみの原因になることもあるため、気を付けましょう。

まとめ

まとめ

現代社会では、誰しも知らず知らずのうちにストレスを感じていることが多いものです。自分はストレス耐性が強いと思っている人でも、それは同様です。
ストレスが溜まると、憂うつな気分になるだけでなく、体に様々な不調をもたらしますが、クマもそのサインの一つだとお分かりいただけたと思います。
クマができてしまうと、ますます憂うつな気分になってしまいますが、ストレスが原因の場合は、日頃からストレスへの対策を行うことが重要と言えるでしょう。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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