イオンでそばかす治療

そばかすが出来た、と気づいたときはショックなものですが、そばかすには色々効果的な治療法がありますよ。今回はそばかすに対して行われることのある治療法の一つである、イオン導入について解説していきます。

そばかす

そばかすの治療法の一つ、「イオン導入」って一体何?

目次

イオン導入とは

イオン導入は、お肌に弱い電流を流すことによって皮脂が出すぎるのを防ぎ、そばかすを含めたメラニン色素が沈着することによって起きるお肌の美容法・治療法です。特に、エレクトロポレーションと呼ばれる導入法が、お肌に成分を浸透させる通り道を一時的に作ることで成分を効果的に浸透させる方法として人気を集めています。

自宅でも美顔器の種類の一つとして、イオン導入が行える機器が電器店などで販売されていることがありますが、電流の強さや効果が、家庭で行えるものと皮膚科や美容皮膚科で行うものでは異なります。

では、イオン導入で何をお肌に導入するのかというと、基本的にはメラニンを産生するのを抑える働きのあるビタミンとしてよく知られているビタミンCであることが多いようです。加えて、ビタミンAやトラネキサム酸なども効果を高めるために同時に導入することもあります。

イオン導入のメリットとデメリット

イオン導入によるそばかす治療は、病院で行う治療としては痛みもなく、麻酔をかけたりすることもありませんし、美容のための医療になりますから健康保険は使えませんが、値段的にも一回1万円台の前半くらいと、美容皮膚科で行う施術としては比較的手ごろであることが多いです。
安全性が高く、侵襲性の低いところが魅力の治療といえます。 反対にデメリットとしては、イオン導入単独では、そばかすに対して短期間で明らかな効果を感じられるような治療法ではないことです。
クリニックによってはそばかすに対して基本的にイオン導入単独で治療を行うことはない、という方針のところもあります。

イオン導入とよく組み合わせて行われるそばかすの治療法

そばかすに対してイオン導入を行う際は、例えば皮膚科や美容皮膚科などではIPLレーザーと呼ばれる、何度もお肌に光を当てて行う治療と組み合わせて行われることが多いようです。IPLレーザーによってそばかすを薄くする治療を行った後には、お肌がイオン導入しやすい状態になっており、この二つを組み合わせて行うことがそばかすのない、つやのある透明感のあるお肌に近づく近道であると考えられています。

また、内服のトラネキサム酸などと組合されたり、そばかすの状態によってレーザー治療やケミカルピーリングなどが選択されたりする場合もあります。いずれもそばかすの治療は、自由診療の扱いになり、万単位で自己負担が発生することが圧倒的に多いので、金銭面で自分の生活の負担にならないか、大体何回の施術で自分の望む仕上がりを得られそうなのか、担当する医師としっかり話し合ってから、治療を開始することも非常に大切です。

まとめ

まとめ

そばかすのイオン導入による治療について、お分かりいただけましたでしょうか。美容医学の分野も次々に新しい機械や薬が開発・認可されたり、あるいは海外から入ってきたりと目まぐるしく変化・進歩している分野です。以前は、お化粧で隠したり、あきらめたりするしかなかったお肌のトラブルや悩みが、今では比較的簡単な施術で解決できる場合もあります。多くの場合は自費になりますが、長年悩みを抱えている方は一度相談に行ってみてはいかがでしょうか。思ったより簡単に、お悩み解決できるかもしれませんね。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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