ターンオーバーがシミの原因

多くのかたが、紫外線を浴びることで、しみができることはご存知でしょう。アウトドアなどで長時間紫外線を浴びた後などには、数日間は肌の不調を感じるため、どなたでも念入りにケアする場合が多いと思います。しかし、実は数日間のケアだけでは不十分で、紫外線を多く浴びたあとは、もっと長期的なケアが必要になってきます。それは「ターンオーバー」と呼ばれる皮膚のメカニズムが、紫外線を浴びた肌のケアには重要だからなのです。
ここではこのターンオーバーについて解説します。

シミ

しみの原因:ターンオーバー

肌の構造について

子どもには、すり傷を作ってもすぐ治るような強い治癒力があるのはご存知でしょう。けれど人は年齢を重ねると、ニキビが治りにくくなったり、くすみが目立ったり、しみが増えてくるもの。これらにはターンオーバーとよばれる、肌の再生力が関係しているのです。

肌は、いくつもの層が重なって作られています。大きく分けると、「表皮」と「真皮」に2つに分かれ、その下に皮下組織があります。 表皮はさらに分かれ、皮膚の奥から基底層、有棘層、顆粒層、角質層と変化していきます。
このいくつにも分かれた層の細胞内で、ターンオーバーが行われて、肌を繰り返し再生してくれるのです。
肌の状態、個人差にもよりますが、だいたい平均して約28日間ほどで皮膚が生まれ変わるといわれています。年齢にも影響を受け、10代では約20日、しかし60代となると約100日かかるといわれています。こんなにも差があると、20代30代において、ニキビが治りにくくなるのもわかりますよね。

シミができるメカニズムとターンオーバー

しみは「メラニン」と呼ばれる色素の蓄積によって発生します。まず、皮膚が紫外線の刺激を受けると「メラノサイト」が活性化され、メラニンを生成します。このメラニンがメラノサイトから外に飛び出し、基底層の上に存在する「ケラチノサイト(角化細胞)」と呼ばれる細胞内に取り込まれます。

この細胞は、ターンオーバーによって徐々に皮膚の表面へと移動して行きます。そして、皮膚として十分に役割を果たすと、ケラチノサイトは「角質」としてはがれ落ち、新しい肌に生まれ変わります。
しかし、このターンオーバーが乱れると、最終段階の「角質の剥離」が行われず、皮膚の表面に蓄積します。そしてメラニンが溜まってしまい、「しみ」として発生してしまうのです。

ターンオーバーの乱れはなぜ起こるの?

このターンオーバーの乱れの原因になるのが、落としきれていないメイクや皮脂の汚れ、食生活の乱れ、疲労やストレス、そして紫外線です。

正しいターンオーバーのため、無理のない、負担が少ないケアを心がけましょう。メイクや汚れはしっかりと落とし、化粧水や保湿液などの外からのケアに加え、食事によるビタミンやたんぱく質等の栄養補給、肌の生成が行える十分な睡眠時間の確保なども内側からのケアも大切です。

ターンオーバーは約28日間なので、紫外線を浴びた後のケアが数日だけでは不十分というわけです。しみの原因であるメラニンがきちんとはがれ落ちるためには、長期的な適切なケアは必要であり、正しいターンオーバーが行われるような環境作りが必要です。

まとめ

まとめ

ちなみにターンオーバーは、早ければ早いほどいうものではありません。サイクルが早いと、十分に完成される前の細胞が表面に出てきてしまい、肌としての役割を果たせないままはがれ落ちてしまいます。すると、バリア機能も未熟なままなので、敏感肌や乾燥肌へと変わってしまいます。
自然のサイクルに合ったターンオーバーが適切に行えるよう意識して、美容に磨きをかけていきましょう。ターンオーバーを意識することで、今までの美容法を見直す機会となり、さらに美容に磨きをかけることができるのではないでしょうか。その結果「しみ」の過剰な発生も予防することができるでしょう。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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