黒クマ

私たちの顔の印象や、全体の雰囲気を変えてしまうものの一つに「クマ」があります。
「クマ」がくっきり浮き出ていると、何となく疲れたような、やつれたような、不健康な印象になってしまいます。そんな経験のある方も多いかと思いますが、ここではそんなクマの中でも「黒クマ」と呼ばれるクマの特徴と対策について説明します。

クマ

クマにも種類がある!「黒クマ」の原因と対策は?

目次

黒クマと他のクマとの違いは?

黒クマと聞くと、いかにも真っ黒な濃い色のクマが現れるような印象がありますが、必ずしもそういったものではありません。クマには、黒クマの他にも、青クマ、茶クマなどの種類がありますが、これらは名前とは異なり、できる原因によって大別されています。
そんな黒クマは、主に加齢などによりできた目の下のたるみや、目の下のハリがなくなることによって生じるもので、目の下に影が出来てクマになっているものです。
青クマ、茶クマとは異なり、その部分の色の変化ではなく、影の色がクマとなって見えている、という点に特徴があります。この黒クマは、クマの中で最も悩んでいる人の多いクマであると言われています。

黒クマができる原因は?

黒クマができる主な原因は、やはり年齢を重ねたことにより、目の下のコラーゲンを含む線維が痩せてくぼんでしまったり、周囲の皮膚が垂れ下がってしまったりすることです。
若い方でも、くっきりした顔立ちの方など、顔のつくりや肌質によっては目立ってしまうこともあります。
その他にも、

  • ・急にダイエットをしたりして、顔のハリが失われた場合
  • ・二日酔い
  • ・疲労

などで顔がむくんでしまうと、より目立って見えるケースもあります。こういった場合は、ほかの種類のクマと区別がつきにくいことがあります。

黒クマに対して自宅でできるケアには?

黒クマは、目元のたるみなどが主な原因ですから、

  • ・地道なスキンケア
  • ・保湿やたるみを防ぐマッサージ
  • ・急激にダイエットなどで体重を落とさない

などのことが予防策になります。

また、出来てしまったら、

  • ・夜更かしの多い不規則な生活
  • ・栄養バランスの偏った食事

などを見直すことで、ある程度肌に健康なツヤやふくらみが戻り、黒クマが目立たなくなってきます。 さらに積極的なケアを考えるなら、たるみ防止効果を持つアイクリームや、目元に優しく行うマッサージなども適切に実施出来れば、多少時間はかかっても効果が出てくるでしょう。

セルフケアでなかなか良くならない場合は?

一般的には目元のたるみや線維の痩せは、年を重ねるごとに少しずつ目立っていくものですが、「ずっとケアしているのに年々悪化している気がする」、といったケースも見受けられます。

そういった場合、やはり頼りになるのは医療機関でしょう。主に美容皮膚科などで行われる黒クマに対する治療には、例えば目元のくぼんでしまった部分やたるんで垂れ下がってしまった皮膚の付近にヒアルロン酸を注入し、その部分にふっくらとハリを持たせる、といった治療が行われています。

医療機関や症例によっては、脂肪を注入するといった治療も行われています。この方法だとダイレクトに黒クマにアプローチできることが多くなります。
また、レーザーなどでも、目の下のくぼんだ部分の線維組織を増生させるような治療が行われることもあります。

まとめ

まとめ

医療が非常に進歩している現在、一口にクマといっても本当に多くの治療法があり、それぞれに特徴があります。
自分の肌や状態にあった治療法を用いることで症状は改善されていきますの、焦らず方法を見つけていくことが改善への一番の近道です。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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