紫外線がそばかすの原因

なんだか最近濃くなった、増えた、と気になってしまう「そばかす」。遺伝だから仕方がない…とお悩みではないでしょうか? たしかに、そばかすとは遺伝との関わりが深いことは間違いないのですが、まず理解していただきたいことは、そばかすは、そばかす自体が遺伝するのではなく、「そばかすができやすい体質が遺伝している」、ということなのです。

そばかすはシミのように消したくてもなかなか消えず、悩んでいる方も多いと思います。大人になってできるそばかすや、子どもの頃にできたそばかすが大人になっても消えない場合は、実は紫外線やターンオーバーの乱れが原因であることが多いのです。今回は「紫外線の原因によるそばかす」について詳しく解説していきます。

そばかす

そばかすの原因が「紫外線」にある場合について

目次

そばかすってどんなもの?

まず、そばかすとはどのようなものなのかというと、「雀卵斑(じゃくらんはん)」と呼ばれる皮膚にあらわれる色素斑のひとつなのです。場合によっては幼少期から発生し、成長するにつれて目立ってくる場合があります。大きさは約5ミリ以下で、日差しを浴びると色が濃くなる場合があります。

そばかすと間違えやすい「シミ」の特徴についてですが、そばかすと違い、大きさは様々です。また、20代後半から30代になると発生しやすく、紫外線による影響が蓄積することにより発生するといわれています。 つまり、そばかすは遺伝性による影響が大きく、シミは、紫外線により蓄積された結果の発生なので、後天性の色素沈着である、ということが言えます。

しかし、そばかすもシミもメラニンがつくられる過程は同じであり、両方とも紫外線による影響や、生活習慣なども大きく関わってくるのです。

そばかすを少しでも少なくするためにできること

そばかすがあるのは遺伝だから、と諦めがちですが、しっかりケアをすることでそばかすを減らすことは可能なのです。その際に特に気をつけたいことは、「紫外線」と「ターンオーバー」です。普段私たちは、紫外線を浴びると、皮膚の内側でメラニン色素が多く作られます。このメラニン色素は、肌のターンオーバーと呼ばれる、皮膚の再生サイクルによって皮膚の外側へ押し出され、後に外に排出されます。
しかし、このターンオーバーが何らかの原因によって、サイクルが乱れると、メラニン色素は皮膚に留まってしまい、さらにその状態が続くと、どんどんメラニン色素が蓄積し、シミや、そばかすといった皮膚トラブルとなってしまうのです。このターンオーバーの乱れは普段のケア不足や食生活等から生じるだけでなく、紫外線によっても大きなダメージを受けるため、一層肌トラブルを招く原因となってしまうのです。

また、紫外線の影響によって、もともと存在していたそばかすを濃くさせてしまうこともあるのです。紫外線は、そばかすに限らず、あらゆるものに大きなダメージを与えてしまうため、やはり十分な対策が必要になってきます。そばかすが、目立ってきた、大人になってから出てきたという方は、遺伝だからとあきらめず、十分な対策を行ってみてください。

具体的な対策とは?

まずは紫外線を防ぐ生活をしっかり行いましょう。

  • ・UVクリーム
  • ・日傘
  • ・サングラス

など、今は様々な対策グッズがありますよね。

そして、紫外線を浴びた後のケアを大切にしてください。 適切なクレンジング、洗顔、そして保湿まで十分に行ってください。 ターンオーバーのサイクルは約28日といわれており、28日で新しい皮膚へと変わっていきます。このターンオーバーが順調に行われるためには、十分な保湿環境が大変重要になってきます。
紫外線を浴びたあとは、肌が乾燥しやすいため、この28日間はいつも以上にケアを行ってあげてください。

また、ターンオーバーは、体の中からの補給も必要です。ビタミンは欠かせませんが、まずはバランスの良い食事です。そして、十分な睡眠、休息が大切になってきます。

まとめ

まとめ

このように、そばかすで気を付けることはシミの発生を防ぐための生活と同じです。ただ、そばかすの場合は、元々出来ているそばかすを濃くしてしまうので、十分な対策が必要になってきます。遺伝性だから仕方がないと諦めず、そばかすを増やしたり、濃くしない生活を心がけるだけでも違ってきます。また、子供も遺伝でそばかすができそうな場合には、小さい頃から対策をしてあげることも大事かと思います。このような対策は、「そばかす」に限らず、肌自体を守ることと同じです。きれいなお肌を保つためにも、明日から行ってみてはいかがでしょうか。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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