秋の美肌ケア
夏が過ぎ、涼しい風が吹き始めると、もう秋になりますね。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋…色々な表現が知られていますが、夏の日差しにさらされたお肌もつかれがちなこの季節、食べ物も数多くの野菜や果物が旬を迎え、「秋が一番好き！」という方も多いのではないでしょうか。ここでは秋の肌ケアポイントについて説明していきます。
秋に適した美肌ケアと使用するスキンケア用品のポイント
目次
秋は夏に受けた肌ダメージを回復する季節？
夏の間は、山に海にと元気に飛び回った方も、秋になるとなんとなくしっとりとした気持ちになって、急に夏にした日焼けのことなどが気になるものです。
夏にきちんと日焼け対策を行っていた方も、やっぱり夏の強い日差しを避けきれるものではなく、多少のダメージはあるのではないでしょうか。
秋口になると、毎年化粧品メーカーの「美白」を謳ったコマーシャルが増えてくるのは、やはり夏の紫外線からのダメージが気になっている方がそれだけ多いということの表れなのでしょう。
また、冷房や屋内・屋内の急激な気温変化を受けてお肌が乾燥し、日焼け以外の影響でなんだか調子が悪い、という方もたくさんいらっしゃることでしょう。
秋の肌ケアに必要なのは水分！
紫外線や乾燥からのダメージを受けて弱ったお肌にどのように、あるいはどこからアプローチしていけばよいかということ、皆さんが悩む点ではないでしょうか。
まず、秋のお肌に多くの場合必要なのは水分です。秋という季節自体、冬ほどではないにせよ少しずつ空気も乾燥もしてきますし、気温の変化が激しい季節でもあり、お肌の乾燥も進みがちです。
そのため、秋にお肌に十分水分を行き届かせ、バリア機能がしっかり働いた状態に保っておくことは非常に大事なことです。
また、からからに干からびた肌だと新旧の角質の入れ替え、いわゆるターンオーバーもうまく進まず、お肌の状態はどうしても低迷し、季節の変わり目のニキビなども出来やすくなってしまいます。
秋に用いるスキンケア用品のポイントは？
1.ローションはしっとりタイプを
秋の美肌ケアはやはり保湿が大切ですので、お肌が十分潤うしっとりタイプのローションを用いるのが好ましいでしょう。肌タイプにもよりますが、乾燥肌の方はもちろんのこと、オイリー肌の方でも皮脂は過剰なのに皮脂の下の肌の水分は足りていないという方が多いので、このような方も肌を清潔にした後にしっかり保湿してあげましょう。
2.成分は自分のお肌に合ったものを
ローションの成分も、セラミド配合、ヒアルロン酸配合、あるいはグリセリンなどを配合したものなど多種多様で効果もさまざまです。毎日洗顔後の肌に直接つけるのローションですので、出来るだけこだわって、自分の肌の求める効果、使い心地のものを選びたいものです。
3.高価な化粧品が良いとは限らない
ローションなどの基礎化粧品は非常にお手ごろ価格のものから高価なものまでさまざまですが、高いものがご自身の肌に合うとは限りません。特に、まだ10代、20代の若い方が、年齢を重ねた方向けのリッチなものを使ってしまうと反対にニキビなどの原因になることもありますので気を付けましょう。
本当に乾燥がひどいときは？
普段のローション、美容液、乳液やクリーム、といったケアでは追いつかないほど、夏の肌のダメージが強いと感じられるときは、保湿を目的としたフェイシャルパックなどの使用もおすすめできます。
行う前にはできればゆっくりバスタブに浸かって入浴し、汚れを落としてしっかり毛穴が開いた状態で行うとより効果的です。
パックの時間は表示時間以上貼りつけてしまうと、逆に乾燥してしまう場合もあるので、表示時間をしっかり守り、その後の保湿も忘れずに行いましょう。
まとめ
秋のお肌は、夏や冬に比べると落ち着いていることが多いとはいえ、秋にもやはり紫外線は降り注いでおり、冬の気候に近づいてくるにつれ乾燥対策も念を入れなくてはならなくなってくるちょうど境目の時期でもあります。
この秋の時期に、夏に受けた肌のダメージをうまく解消し、良い状態で冬を迎えられれば、その年はかなり楽に厳しい冬を乗り切れるかと思いますので、まずは毎日の保湿と紫外線対策から続けていきましょう。
この記事の監修医師
- 院長
- オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
- 経歴
- 2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務（標榜医取得）
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める - 所属学会
- 日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
医師紹介はこちら
関連する施術はこちら
