美肌のための食べ物
くすみのない美しい肌は、女性をより美しく若々しく見せてくれる何よりのアイテムです。しかし、美肌になるためには、どのようなことを心がけたらよいのでしょうか？
直接的な肌のスキンケアも大切でありますが、体の内面からキレイにするためには、毎日口にする食べ物がとても大切になります。
それでは、肌に良い食べ物とはどのようなものがあるのか、ここでは美肌になるために積極的に摂取したい食べ物についてご紹介します。
美肌をつくる食べ物とは？ どのような食材を摂取すれば良い？
目次
美肌と食生活はどのような相互関係があるの？
バランスの悪い食生活をしていると、体の内臓が弱り、血液の循環が悪くなります。血行が悪くなると、肌に悪影響を及ぼすことになります。体内の環境が悪くなることで、肌に与える影響が大きくなるのです。つまり、美肌を保つためにはバランスの良い食生活が必要不可欠ということです。
食生活が乱れてしまうと、肌のトラブルだけではなく、生活習慣病を引き起こしてしまいます。生活習慣病を防ぐためには、
- 主食：
- 炭水化物
- 主菜：
- 肉・魚・卵・大豆食品等
- 副菜：
- 野菜、海草類、きのこ類等、
さらに、乳製品や果物をバランス良く摂取することが重要です。また、ビタミンやミネラルをもバランスよく摂取することがとても大切です。以下で、どういったビタミン類を摂取すべきか説明していきます。
ビタミンの種類と効能
1.ビタミンC
美肌をつくる、または美肌を維持するために効果が高いとされている要素の一つとして、ビタミンCが挙げられます。主な働きは下記になります。
- ・コラーゲンの生成を助ける
- ・抗酸化作用により活性酸素を除去する
- ・体内の酸化防止を促進する
また、ストレスを和らげる作用がある副腎皮質ホルモンの合成に必要であり、肌に傷ができた時の肌のターンオーバーにも欠かすことができない要素なのです。
このように、ビタミンCには美肌効果、創傷治癒効果、メラニン色素の沈着を防ぐ効果もあります。また、水溶性ビタミンであるため、摂取し過ぎて体内に蓄積してしまう、という心配はないので、毎日欠かさずに摂取したいものですね。
2.ビタミンB群
ビタミンB群には、B1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6、B12，葉酸、ビオチンなどがあります。主な働きは下記になります。
- ・たんぱく質やエネルギーなどの代謝の促進
- ・肌の新陳代謝
- ・疲労回復
- ・成長を促進
3.ビタミンA
ビタミンAには抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を健康に保ち、抵抗力を高めるといった効果があります。
4.ビタミンE
ビタミンEにも、強い抗酸化作用があります。
- ・細胞の酸化の防止
- ・老化を遅らせる
- ・血行の改善
などの効果があります。血行が良くなることで、肌が再生するために必要な栄養分が全身へ行きわたりやすくなり、乾燥肌や、シミ・ソバカスなどの改善効果が期待できます。
ビタミン以外で必要な栄養素は？
・食物繊維
便秘になると、腸内の悪玉菌が増えて、善玉菌の住み着く環境を悪化させます。そのため、肌荒れやニキビの原因となってしまうのです。
食物繊維を摂取することで、便秘の解消につながるので、水分も一緒に摂取するようにしましょう。
・乳酸菌
腸内に存在する悪玉菌は、酸性に弱いです。つまり、乳酸菌が作り出す酸により、腸内の悪玉菌を減少させることができるので。悪玉菌が減少することにより、腸内環境が整いますので、便秘が解消されることが期待できます。便秘は美肌の大敵ですので、これが改善されれば美肌につながるという仕組みです。
まとめ
以上のようなものを毎日の食生活に欠かさず摂取することで、美肌になることができます。また、基本的なことですが、規則正しい食生活を送ること、喫煙をしない、アルコールを摂取し過ぎない、夜更かしをしない、ことなども大切なことです。
さまざまなことに注意しながら、美肌作りや美肌をキープしていきたいものですね。
この記事の監修医師
- 院長
- オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
- 経歴
- 2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務（標榜医取得）
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める - 所属学会
- 日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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