目元のくすみ

お顔のケアにおいて、一つのポイントとなるのが目元だと思います。「目は口ほどにものをいう」といったことわざがありますが、人の顔を見るうえで最も印象に残る場所の一つが目元。今回はこの目元のくすみに関して解説します。

くすみ

目元のくすみが老けを加速させる?

目次

目元にくすみが出やすい理由は?

目元は顔の中でも特に皮膚が薄く、デリケートな部位です。少しこするとしわになったり、こする癖があると周囲に茶色っぽく色素沈着を起こします。

また、顔の中で、部分によって皮脂腺の密集度が異なること(例えば、おでこには比較的多く、脂っぽくなりやすいといったことなど)は経験的によく知られていると思いますが、目の周りには皮脂腺はほとんど存在しません。
さらに、目元は恒常的に瞬きを繰り返すうえ、画面などを凝視したり、知らず知らずのうちに非常に酷使している部位です。

これらのことから、目元は疲労がたまりやすく、血の巡りが悪くなったりすることも多く、これらがくすみの原因となるのです。

目元のくすみの具体的な原因は?

目元のくすみの原因として、まずに挙げられるのは前述した、皮膚の薄さによるもの。そのため、少しでも血流が滞り、目の周囲の細い毛細血管を流れる血液の色が青黒くなったりすると、すぐにくすみとなって現れます。

また、ある程度年齢を重ねた方は、目元のハリがなくなり、特にやせた目の大きな方は目の下がくぼんだように見えたり、あるいは脂肪が垂れ下がって見えたりすることが意外と多いものです。これらも直接、本来は影があってほしくない部分に陰影を作り、目元のくすみの原因になってしまいます。

さらに、笑ったりすると出る目元の小じわは、優しげで魅力の一つになることもありますが、しわのよった部分は皮膚がひだになるので重なって見え、くすんだように見えることになりやすいのです。

目元のくすみにはどんなケアが有効?

目元のくすみは、原因に応じたケアが必要になります。
例えば血流が滞っていることが原因となっているくすみであれば、目元に専用のクリームを用いて優しくケアしてあげたり、適温に冷ました蒸しタオルを当てて目の疲れを取る、といったことが有効な場合があります。

もちろん、電子画面などを見る時間が長い場合は、少し目を休めるといった配慮も大切です。
それから、しわやたるみに関しては、やはり毎日の地道なスキンケアに勝るものはありません。急激なダイエットなどは控え、お肌の大切な構成成分であるたんぱく質をしっかり取るなど、身体の内外からケアしてあげると良いでしょう。

まとめ

まとめ

目元のくすみは目立ちますが、自分の手の届きやすい部分でもありますから、比較的ケアをしやすく、また、効果が見えやすいのでケアを続けやすい部分といえるかもしれません。ただ、即効性を望むあまり、余分な力を込めてマッサージをしたりすると、しわやしみが出来たり、かえって逆効果になる場合も十分考えられます。
目元は非常にデリケートですから、くれぐれもそっと触れるようにしましょう。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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