茶クマ

お肌の悩みにはたくさんの種類があります。ニキビやしわ、乾燥肌やデリケート肌など、本当に人により様々です。
その中で、忙しくて夜十分な睡眠がとれない方などに多いのが目の下のクマの悩み。今回はこのクマの中で「茶クマ」についてお話しします。

クマ

茶クマの原因と治療方法について

目次

そもそも、クマってどうしてできるの?

目の下にできて、いかにも疲れた印象を与えてしまうクマ。
このクマには、大きく分けて今回お話しする「茶クマ」、に加えて幾つかの種類のクマがあります。それぞれ原因も異なりますので、まずは簡単にご紹介しましょう。
例えば、「黒クマ」は、主に老化などによっておこる目の周囲のたるみが影となって見えるもので、特に目の大きな、華やかな顔立ちの人に出やすいとされています。お酒を飲んだ翌日など、顔がむくんで目立つタイプはこのクマです。
「青クマ」は血行不良により起こることが多く、いわゆる色白の、あまり血色のよくないタイプの方に見られがちです。
そして「茶クマ」は主に紫外線が当たったり、目をこすりすぎたりした箇所にメラニン色素が沈着して、シミやくすみができることにより、茶色くなって見えるもの。夏場、ビーチなどに行くとすぐ小麦色になってしまう、日焼けしやすいタイプの方に多いとされるクマです。

茶クマの見分け方

上述したように、茶クマは、メラニン色素が沈着してできるものであることから、ほかのクマと異なり、目の周りの血行が良くなったり、上を向いてたるみのない状態にしても変化するものではありません。
どのような体勢をとっても同じようにそこにあるクマであれば、「茶クマ」の可能性が高いと考えられます。

茶クマの治療、ケア方法!

茶クマができてしまった場合に、薄くするための対策としては、お肌にシミができてしまった場合と同じような対策をとることになります。
つまり、余分な汚れを落とし、きちんと保湿して、肌の正常なターンオーバーを促すといったようなスキンケアをしっかり行うことが大切になります。
さらには、紫外線対策ももちろん重要です。つばの広い帽子をかぶったり、日焼け止めをしっかり塗ったりして対策しましょう。
また、目元は特に花粉症などのアレルギーがある方はこすりがちな場所です。皮膚の薄い目元を一日何度もこすってしまうと、色素沈着が起こりやすい状態となります。抗アレルギー剤の内服をしたり、目薬をつかったり、花粉症対策用の眼鏡を使うことで楽になることがありますので、できるだけ目をこすらなくてもよいように対策してみましょう。 加えて、よく知られているようにシミ対策にはビタミンCが効果的と言われています。病院で処方されるビタミン剤やサプリメントで摂取するのもよいですが、できれば食事からとれると理想的です。イチゴやレモンなどが有名ですが、意外とブロッコリーやジャガイモにも多く含まれています。

茶クマがなかなか薄くならない場合には…?

茶クマがどうしても気になって、ケアをしてみたけれどどうも変化がない・・・という方は、市販されているシミ用の美容液などを使ってみるのも一つの方法です。
美白効果をうたった化粧品は、「茶クマ」にもある程度効果が期待できますから、試してみるとよいでしょう。ただ、繰り返しになりますが、目の周りの皮膚は薄くてとても敏感です。自分のお肌に合った、優しく穏やかな使用感のものなどを、ある程度の期間かけてじっくりお使いになることをお勧めします。そのうえで、どうしても「茶クマ」が気になる、という方は、皮膚科・美容皮膚科などでプロフェッショナルなケアを受けてみるのも一つの手です。

まとめ

まとめ

せっかく明るい顔色に見えるようにチークなどを入れたり、若々しい流行の口紅を使ったりしても、やはり茶クマが目立つと印象が崩れてしまうことがあります。
一時的にはコンシーラーなどで上手に隠したりできる場合がありますが、可能であれば素顔の時も自信が持てるように少しでも目立たなくしておきたいですね。
食生活にビタミンCの豊富な食べ物を取り入れる、外に出るときは日焼け止めを塗る習慣をつける、といったことは茶クマだけでなく、お肌の調子を保っていくうえで、様々なトラブルを避けてくれる可能性が期待できます。

この記事の監修医師

院長
オラクル美容皮膚科 院長 古市 雅子
経歴
2004年3月 東海大学 医学部 卒業
2006年3月 東海大学医学部附属病院 臨床研修 終了
2006年4月 東海大学医学部附属病院 麻酔科医勤務(標榜医取得)
その後、美容皮膚科にて院長などを歴任
2017年4月 オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長を務める
所属学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
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